XTC ホームスパン

ホームスパン(通常盤)

ホームスパン(通常盤)

ドライブ中に、道に迷ったピルグリム中の外人さんを見かけた(イギリス人)。

私のいる町には四国霊場の札所があるので、時々そういうことがある。
車を止めて声をかけてみたんだが、意思疎通にえらい時間がかかった。
「ああ、XX寺に行きたいのね。それなら、ここをまっすぐ行って、あそこで、右に曲がって、それからこうして....でもだいぶ遠いよ。歩いて一時間くらい。
もしよければ、車に載せてあげられるんだけど。」
これだけ伝えるのにもえらい苦労した。自分の英語力のなさを痛感した。
まぁ、ゆっくり喋ってくれたんで、相手の言うことはだいだい分かるんだけど。

で、ちょうどカーステでXTCを聴いていたので、
「これってXTC? おー、あなたはなかなか良い趣味をしているねぇ」
ということになった。

思うに、外国を旅行するイギリス人は英国ロックの偉大さを再認識させられることが結構あるんじゃないか。
俺だって、もしイギリスの片田舎を旅行中、たまたま乗り合わせた車のカーステから山下達郎が流れてきたら、邦楽ロックの偉大さを再認識すると思う。
でも、そんな機会ってまずないですよね。

本作は「アップル・ヴィーナス」のデモトラック集。
デモなんで、ストリングスとかトランペットの音がチープなんだが、それがスーファミの音源のような感じで、なんともいえず、よい。

アップル・ヴィーナスの方は、高校生のとき、当時好きだった先輩に貸したまま返ってこなかった。
だもんで、ちゃんと聴いたことがない。