OpenBSDの資金難についての続報

前回の続き。

電気代が払えずピンチだったOpenBSDプロジェクトだが、相当額の寄付金が集まったようだ。
本の虫にBob Beckさん(なんて覚えやすい名前!)のメールの翻訳がでてる。
http://cpplover.blogspot.jp/2014/01/openbsd_21.html
まあ、よかった。

一度、知り合いの知り合いの税務関係の仕事をしている人に、
「海外の自由ソフトウェア・プロジェクトに寄付した場合、税額控除の対象にならないの?」
と尋ねたことがある。
その人の答えは「まず、無理」とのことだった。

で、その人によると、
「もし、そのプロジェクトが何らかの記憶媒体(CDとか)で配布しているなら、それを購入するのがよい。そうすれば経費で落ちるし、寄付のかわりになる」
とのことだった。

「じゃあ、複数枚を購入するのはどう? Windowsを複数枚(複数ライセンス)購入するのと同じで、経費で落ちるのかな?」
と尋ねると、
「多分、オーケー。技術に対する正当な対価だから」
ということでした。

ところで話題を変えていいかい? ええ、どうぞ。
以前、アメリカ大統領選挙のとき、ヒラリー・クリントンが1日での1000万ドルの献金を集めたことがある。
アメリカ人はなんて政治に熱心なんだと感心した。

東京新聞: 2008年4月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2008/us_president/news/080424-2.html

【'08米大統領選】1日で献金10億円 クリントン氏、勢い強調

米大統領選挙の民主党候補指名を争うヒラリー・クリントン上院議員(60)の陣営は二十三日、前日のペンシルベニア州予備選挙で勝利が決まった後、わずか一時間で三百万ドル(約三億円)以上の献金が集まり、一日で一千万ドル(約十億円)に達すると述べた。

ああ、それに比べて自由ソフトウェア・プロジェクトというのは、なんとささやかなものだろう。