Fossil Woof Quirky: バリーさんのブログ翻訳

バリーさんのブログの翻訳。2014/01/18のもの。
これまでのWoofのリポジトリを閉じるとのこと。
ダウンロードしたい人はお早めに。

ダウンロードについて、日本語版フォーラムで質問したら、すぐ返信があった。
どうも有り難うございます。

オリジナル:
http://bkhome.org/news/?viewDetailed=00045

Multiarch sub-directories
(複数のアーキテクチャに対応したディレクトリ構造)

幾つかのメジャーなディストリは"multi-architecture sub-directories(複数のアーキテクチャに対応したディレクトリ構造)"を持つようになっています。例えば、DebianUbuntuでは現在/usr/lib/i386-linux-gnuというディレクトリがあり、ここに以前は/usr/libにあったライブラリファイルが含まれています。

これはパピーでは非常に多くの問題を引き起こしますし、私は循環的なリンク処理をすることでそれを回避してきました。例えば、/usr/lib/i386-linux-gnuは/usr/libへのリンクです。いくらかの注意が必要ですが、これはうまく機能します。このテクニックは現在までの全てのパピーで用いられてきました。

私は以前に一度、正しいマルチ・アーキテクチャ・サブディレクトリ構成をサポートしようと試みたことがありますが、しかしそれは複雑になり過ぎました。数日前01mickoさんから、これ以上思案することはないのかと尋ねられましたが、私の答えはノーでした。

しかしながら、じっくり考えてみました。私は現在QuirkyをUbuntu Trusty Tahr のDEBパッケージでビルドしている--そう、昨日のブログにヒントがあったように--Quirky Tahrです! このQuirkyでは、正しいマルチ・アーキテクチャ・サブディレクトリ構造を何とかして手に入れたいものです。それで、私は改めて見直してみました....。

主な問題はWoofのパッケージ・テンプレートにありました。マルチ・アーキテクチャのためのサブディレクトリを考慮しない単一のディレクトリ構造になっています。それで、私は幾つかの角度から検討して(訳注: 原文はlateral thinking= 水平思考)、そして現在、正しいマルチ・アーキテクチャ・サブディレクトリを持つQuirky Tahr をUSBスティックから起動させています。そしてこの文をポストしています。

Woofのなかで編集したスクリプトはたった二つで、2createpackagesと3builddistroです。同時にパッケージ・テンプレートの殆どのFIXUPHACKスクリプトを編集しました。テンプレートはその他の変更を必要としませんし、これでマルチ・アーキテクチャ・サブディレクトリの有る無しに関わらず機能するはずです。

Quirky Tahrを始めて起動させた後、3builddistroに修正すべきバグを一つ見つけました。今晩修正するつもりです。
その後、Woof-CE(コミュニティ・エディション)の人達がこれを含めるかどうかの検討用に、tar ballを作成する予定です。

Quirky build system(ビルドシステム)

私はWoofによってQuirky 6.xをビルドしましたし、その過程のプロセスはすべてQuirkyに含まれていますが、しかしながら、Woofそのものをハッキングする必要性を強く感じました。ですので、私はWoofをフォークして"Quirky build system"と名付けました。Quirkyの特性はこちらにだけマージされています。

Quirky build system は、焦点を絞って、Quirkyをビルドするために発展させるつもりです。これはフルインストール・モード、オンリーです。

私はこれをオンラインのFossilやGitリポジトリに置くつもりはありません。代わりに、充分成熟したと判断すれば、tar ballをアップロードする予定です。

Fossil notice(Fossil リポジトリ)

オンライン上にあるWoofのFossilリポジトリは、間もなくremoveする予定です:
http://bkhome.org/fossil/woof2.cgi/home

これはWoof-CEの人達がフォークさせていますが、しかしもし入手したい人がいるなら、すぐそうして下さい。おそらく、一週間以内には消去する予定ですので。

2014/01/18