さや侍

さや侍 [DVD]

さや侍 [DVD]

松本人志監督の映画は観てみたいと思いつつ、観たことがなかったが、正月に「さや侍」を観た。

情けない風情のお侍さん(子連れ)が、いろいろあって捕まり、いろいろあって切腹する....というストーリー。
とくに複雑な設定があるわけでもなく、大どんでん返しがあるでもなく、割とストレートに話が進んでいくので、お正月にダラッとした感じで観るにはいいかもしれない。
ただし、寝る前に観ると悪い夢を見そうだ。

ここのサイトでは、このお侍さんを「芸人・松本人志」のメタファーとして捉えているが....なるほどね。そういう見方もできるかもしれない。ただ、まぁ普通に観ても充分楽しめます。

思うに、「哀しいけど、可笑しい」というのは松本さんの表現テーマの一つだが、この映画ではかなり「哀しい」の方にメーターを振っている。笑えるか笑えないかのギリギリくらいまで。こういうのは(例えば)コントでは表現できないかもしれない。